腰痛と椎間板のメカニズム

「この痛みこのままだとまずいな大丈夫かな」など、ご自身の体調が悪く不安をお持ちの方には、ある程度しっかりしたご説明が必要です。

あくまでも施術が第一で、施術で体調が良くなればそれで十分でもあります。ですが、痛みの原因や今後の生活習慣の改善方法などを丁寧にお伝えすることで、不安が根本から消え、安心感がでてくるものです。

説明は「インフォームドコンセント」ともいいますが、方法は、模型、本のイラスト、ホワイトボード、ゼスチャーなど色々あります。

言葉だけよりも、イラストや模型や図解などは、ぱっと見でなんとなく理解でき短くて済むので、患者様のご負担も少なく、よく使用します。

この画像は、初めて来院されたM様(40代男性)へ施術後にホワイトボードでご説明したものです。(注:イラストは今回ささっと描きましたが、丁寧にお伝えしています)

M様の腰痛は、背骨(特に背中~腰)の柔軟性が完全に消失しているほどガチガチで、かなり悪い状態でした。そして、どんどん悪化する腰痛に不安をお持ちでおられました。

正直ここまでガチガチで可動域がほぼセロ状態の腰椎は、そんなに多くはありません。そんなM様に「腰椎」と「椎間板」と「ヘルニア」のメカニズムをなんとなくでもご理解いただくことは、ご自身のお体を大切にしていただく意識を、より強くお持ちいただく上で必要でした。

おかげ様でよくご理解いただけて、その後、何度かご利用いただき、見違えるほど背骨の柔軟性が回復。「普通に歩けるようになりました。仕事中も大丈夫になりました」というご報告をいただき腰痛も起きづらくなっています。

とはいえ、ほぼ立ち仕事ですので、効果的なストレッチ法などをレクチャーさせていただきました。今後は腰椎の柔軟性や可動域をチェックしつつ、疲労をため込まない程度にメンテナンスさせて頂ければと思います。

このように、ご自宅でできることを行って頂き、適度なケアをすることが腰痛の予防に大切です。気づいたことはどんどんお伝えして役立てて頂こうと考えております。