ぎっくり腰の治り方は色々ありますが、大きく分けると2つあります(当院データ上)。「施術中に楽になる」ケースと「施術後から時間差で楽になる」ケースです。
また、この秋冬移行期は「軽いぎっくり腰」「本気ぎっくり腰」の方が数名来院されました。「軽いぎっくり腰」は、とりあえず歩けるけど姿勢を変えるとき強い痛みが走るレベルを指します。何かの拍子で身動きも大変な「本気ぎっくり腰」になってしまう危うい状態です。
ぎっくり腰はお一人お一人の状況により、緊急度も変わります。「ゆっくり治ればいい」という方はいませんが、例えばお仕事を急遽お休みにされた方は、一日でも早く治したいとお話されます。

<施術中に楽になるケース>
先日、初診で「本気ぎっくり腰」で来院された方は、歩くのもきついそうで、当院にお越しになられたお姿ですぐ分かるほどでした。1回目の施術後70%まで大きく回復。だいぶ楽になりホッとされていましたが、痛みがまだ残っており、念のためテーピングをしました。
「翌日仕事行けそうだけどまだ怖い」そうで、翌日もお休みしご予約されました。翌日来院された時はぶり返しもなく80%キープ、施術後100%回復を確認できました。
<施術後から時間差で楽になるケース>
軽いぎっくり腰になってしまわれた70代の女性の方。
元々日常で歩く量も少なくかなり細身のため、ぎっくり腰で動けなくなる日が長引くと一気にお体が弱ってしまわれる恐れがあります。当院としてもそれだけは絶対に避けたく、やはり緊急度は高めです。
施術後、痛みは20%ほど改善しました。まだかなり痛い状態です。ただ、私の中ではしっかり根本原因である腰の張りや体のバランスも整えることができたのでOKです。これ以上の施術は返ってマイナスになると判断しました。
そして次回、いつも通りお元気に来院されました。お話を伺うと「あの後、家に着くころに急に腰が楽になって。びっくりしました」とご報告いただきました。
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施術後のタイムラグは、治癒力の発揮の仕方はその時の状況により個人差があるためです。昼施術を受けた方が夜や翌朝、急に楽になるケースもあります。
もちろん施術後にぎっくり腰が完治しているに越したことはありませんし、常にそこを目指しています。ですが、大事なのは痛みが残っているかどうかよりも、ちゃんとやるべき施術ができたかどうかです。
実は痛みの在る無しはわずかな差でしかない場合もあり、大事なのは筋骨格の状態が施術でどこまで正常に戻せるか、がスピーディーに治るかの重要なポイントなんです。
当院が必ずチェックする、骨盤の位置、筋肉の張り方、動作がありますが、そこさえクリアできていれば、施術後に痛みがあるかないかは関係なく、ほぼ100%早い時期に回復しています(当院のデータ)。
おかげ様で、ぎっくり腰の治し方、治り方には定評頂いております。
「病院では全然良くならなかったのに」
「1回でここまで楽になるとは思ってなかった」
「私が普通に帰ってくるものだから家族にびっくりされた(笑)」
できれば、本気ぎっくり腰になって駆け込むよりも、その前に施術を受けて頂くのがベターです。とは言っても、ぎっくり腰は「魔女の一撃」と言われるほど、予測できないケースもあります。
ズキッ、ビキッは、間違いなく前兆ですのでご参考までに。

