「あの人なんかかっこいいな」「姿勢キレイだね」と美しく見える姿勢には背骨のS字カーブは不可欠です。

本来、腰椎はすこし反ったように「くびれ」があるのが正しい状態で、そこに筋肉や脂肪がついています。腰痛ストレートはその「くびれ」が消失した状態ですが、腰痛が起きやすい上に、姿勢やトータルバランスも悪く見えてしまいがちです。初めて来院されたMさま(20代女性)も腰椎のカーブが完全になくなりつらい腰痛でお困りでした。

・立つ姿勢以外どれも腰が痛い(座位・仰向け・うつぶせで痛い)

・勉強が忙しく座る姿勢が多いのに、腰痛がきつく集中力と持続力に大きく影響

・歩いているとだんだん腰痛が気になる

・末端冷え性、睡眠が浅い、入眠がいまいち

<痛みのメカニズムと矛盾を紐解く答え>

お話を伺いまず気になったのは、M様の痛い姿勢に少し矛盾があることでした。「仰向け」「うつ伏せ」で痛い場合は基本「立位」も痛いはずなのです。なぜかというとこの3つの姿勢の共通点は、「腰を後ろに反らすような姿勢」であり、立位だけ痛くないというのは整合性が合わないためです。

ですが、M様の姿勢を拝見しその種明かしがすぐにわかりました。M様は腰周辺の筋肉がガチガチのため腰椎のS字カーブが完全に消失し、腰椎ストレート(左のイラスト)となり、同時に痛いのをかばって腰が丸くなって立っていました。

この姿勢であれば、一時的ですが立位も痛くありません。ですが、腰を丸くした姿勢は腰痛につながり、悪化させてしまいます。プラス寝ても座っても痛いということは、もはや「腰痛回避の逃げ道がない」ことを意味しています。しかしM様に「姿勢が悪いですね。右のイラストのようにまっすぐ立ちましょうね」と言っても腰のガチガチと腰痛のためそれは無理なのです。

<施術内容と施術効果>

M様がイラストの左側の姿勢から右側の姿勢に、自然に無理なくできるようになればいいのです。施術は背中や腰など背骨を支える筋肉を深層筋からしっかり緩めることと、骨盤の歪みなどを矯正することが必須です。

2回目の施術が終わったとき、立っていただいてお体の状態を見て頂きました。腰痛はもちろんすっかり楽になっていたのですが、腰のS字カーブ(S字くびれ)が完全に復活し、キュッと自然と反らせるようになったことを体感され、「えっすごい!」ととても驚かれ感動されていました。「正しい姿勢がなにかわからなかったので」とM様はお話されていました。

腰のくびれ整体

歪みもあり痛みもかばっている姿勢で長く生活していると、正しい姿勢が分からなくなるのも分かります。S字カーブがきちんとあること、腰が自然に反らせることを体感することで、「これが本当の正しい姿勢」と感覚的に覚えてくれます。すると正しい姿勢を意識しやすくなります。

とはいえ、姿勢筋があまりにも張りが強かったので、楽に良い姿勢をキープできるよう改善する施術がもう少し必要です。また体の負担の少ない座り方やストレッチ法などをしっかりお伝えする予定です。