整体やマッサージは、「心身ともにリラックスした状態」で受けたいものです。

施術用ベッドには種類があるのですが、当院のベッドはヘッドピース(顔を乗せる部分)が可動式になっています。

一方、平台といって、可動しないタイプもあります。顔のところに穴が空いているベッドです。

これがダメというわけではないのですが、実は可動式には大きな利点があります。

例えば、これが「通常モード」です。

整体ベッド1

フラットからほんの少しだけ上がっているのがお分かりですか?

これは、頚椎のS字カーブが基本前弯しているからです。しかし、全ての患者様にこれが当てはまるわけではありません。

例えば、デスクワークなどの疲れで首や肩の張りが強いD様の場合。

このくらい下げます。

整体ベッド2

全然違いますよね。

ストレートネックや首コリ肩コリが強い方は、先ほどの「通常モード」のままですと、実はうつぶせになるだけで首や背中が苦しくなってしまいます。

これでは、痛みや張りを取りのぞくために整体やマッサージを受けに行ったのに、心身ともに緊張が強まり、本末転倒です。

ちなみに、ぎっくり腰などの強い腰痛の方は、うつぶせになるのがきつい場合もあるので、仰向けや横向けなど、リラックスしやすい状態から行うことがあります。

当院では、皆さまができるだけ脱力し楽な状態で受けられるよう、お一人お一人のお体の状態に合わせて、ヘッドピースを微調整しております。