特別企画【健康力アップ無料セミナー】vol.26

脳科学

今回は26回目です。残り6回となりました。

「感情・イメージ・言葉」が健康に与える影響をいくつか挙げてきました。

まだご覧になっていない方は、下記の記事をぜひ一読ください。

<vol.3><vol.4><vol.8><vol.18> 

図に簡単にまとめたものをご覧ください。

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「<イメージ・感情・言葉>のトライアングル」

感情、イメージ、言葉と潜在意識

イメージ・感情・言葉の潜在意識トライアングル

この図は脳科学の基礎をまとめたものです。

私たちは普段、いろいろ考えたり感じたりしながら生活しています。

嬉しいこともあれば、がっかりすることもあります。

安心することもあれば、不安で仕方ないこともあります。

論理や理性など、自分でコントロールできる顕在意識と比べて、潜在意識は、無意識の領域で大部分(90%以上)を占めているということ。

その潜在意識がどういう状態かで、それは「望んでいることが現実化しやすい」のか、「望んでいないことが現実化しやすいのか」と変わってくるということ。

そんなことを健康に当てはめてお伝えしてきました。

京セラの創始者である、稲盛和夫氏の著書「心」の冒頭部分をご紹介いたします。

稲盛氏がその後の人生の考え方で礎となった出来事だそうです。

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稲盛氏が幼少の頃に結核が流行ったそうです。

親戚が次々亡くなられ、稲盛少年は感染することに極度の恐れをいだいていました。

叔父が感染した時、寝込んでいる離れの前を通るときなど、鼻をつまんで走り抜けていたそうです。

一方、稲盛少年のご家族は覚悟を決め、感染を気にせず恐れず、献身的に看病されていたそうです。

そんな日々が続いたのち、なんと、感染したのは稲盛少年ただ一人だけでした。

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「結核になったらどうしよう」という恐怖心は、「結核になって苦しんでいる自分」を連日イメージしてしまい、結果、その通りになりました。

ノーベル賞を取るような人でも、昨日街ですれ違った普通っぽい人も、もちろんご自身も、実は脳の構造はほぼ同じと言われています。

それこそ脳科学者でも、脳科学を全く知らない人でも、良くも悪くも公平に、脳の仕組みは同じに働きます。

では、この図の分かりやすい例を2つあげてみます。

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例えばAさん。

Aさんは、一日のほとんどを不快な感情でいます。

感情の多くが、イライラ、怒り、苦しい、不安、心配、恐怖などです。

大きな病気の経験はないですが、「病気になったらどうしよう」と、夜も眠れないこともあるくらいです。

そういうAさんからは、自然とネガティブな発言がでやすくなります。

自分が病気になるイメージをしたくなくても悪い連想をしてしまいがちです。

潜在意識にインプットされ、潜在意識がまた「感情・イメージ・言葉」に悪循環をもたらします。

いつもへとへとで、顔色が悪く、軽い風邪を引いても、ネガティブにとらえやすく症状が長引きやすいです。

 

一方、Bさん。

Bさんに会うと、いつも顔色がよく言葉が優しく温かい印象を受けます。

そういうBさんは、いつも基本、快感情です。

感情の多くが、安心、幸せ、感謝、満足、穏やかなどです。

「大病はしたことあるけど、とりあえず今元気でありがたい」と感じています。

そんなBさんには、なかなか悪いイメージが頭に浮かびません。

時に疲れたり、風邪引いたりすることもありますが、「頑張りすぎたかな」と自分をねぎらい、休むことですぐに回復させることができます。

潜在意識との間でも、良い相乗効果が起きやすくなっています。

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病気への恐怖や不安が、必ずそういう結果を生むとは限りません。

病気になるのも、健康でいられるのも様々な条件があると思います。

ただ、脳の仕組みを最低限知っておくことは、健康法一つとっても大事なことだと考えます。

・普段何気なくどんな言葉を使っているのか。

・起きている間、どんな感情が浮かびやすいのか。

・どんなイメージが湧きやすいのか。

自己チェックされてみてはいかがでしょうか。