まず初めに、一応念のため。

当院は一年中、ベッドなどの殺菌、施術者の手の消毒は徹底しておりますので、ご安心くださいね。

さて、連日、コロナウイルスのことがトップニュースに挙げられていますね。

もちろん、中国であれだけ亡くなられた方がいるので、軽視はできません。

しかし、ご承知のとおり、感染力は強いけども毒性が弱いので、極端に意識しすぎない方が良いのかなと個人的に思います。

感染よりも拘束がちょっと困る気がします。

まだ、ウイルスの細かな情報がわからないので、静観しています。

最近、医療関係の患者様から「私もコロナウイルスではないですか?」という問い合わせが非常に多くて、困っているという話を何人も聞きました。

感染が日々広がるのを見れば誰でも不安になるし、心配しますよね。

昨年出版された稲盛和夫氏の著書「心」の冒頭部分を思い出したのでご紹介いたします。

稲盛氏がその後の人生の考え方で礎となった出来事だそうです。

良かったらご覧ください。

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稲盛氏が幼少の頃に結核が流行ったそうです。

親戚が次々亡くなられ、稲盛少年は感染することに極度の恐れをいだいていたそうです。

叔父が感染した時、寝込んでいる離れの前を通るときなど、鼻をつまんで走り抜けていたんだとか。

一方、稲盛少年のお父さんやお兄さんは覚悟を決め、感染を気にせず恐れず、献身的に看病されていたそうです。

そんな日々が続いたのちどうなったと思いますか?

なんと、感染したのは稲盛少年ただ一人だけでした。

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人間の脳は、イメージされたことと現実のことを区別できません。

イメージされたものが現実になりやすくなります。

これは人生訓でも精神論でもなく、実はすでに脳科学や物理学で証明されていることです。

物理学では「物質化現象」といわれてます。スポーツ選手のイメトレもそうですよね。

「結核になったらどうしよう」という恐怖心は、「結核になって苦しんでいる自分」を連日イメージしてしまい、結果、その通りになりました。

この脳の仕組みはこれだけではなく、もっと色々あるのですが、それはまた別の機会にご紹介いたします。

3月ころ、パワーアップした「脳の仕組みを活かした健康法」のセミナーを開く予定です。

手洗い、うがいと混雑した中でのマスクは、コロナに限らずこの時期はした方が良いと思います。

また、必要以上に意識しすぎないことが、一番の予防法ではないでしょうか。

来年は分かりませんが、2~3年後に「あの時のウイルスの名前、なんだっけ?」という話題があちこちで起きるといいですね。

オリンピックが無事滞りなく開催され、盛り上がりますように。