【この記事の目次】

1.朝顔を洗ったらぎっくり腰発症

2.ぎっくり腰への当院の施術方針

3.「歪み」と同じくらい大切な「柔軟性」

4.施術をやりすぎないことも効果を高めるポイント

5.姿勢が自然と良くなった

ぎっくり腰の女性

<朝顔を洗ったらぎっくり腰発症>

T様(40代女性)は、当院をご利用いただいている方の娘様で、今回、お母さまよりご相談いただいて来院されました。

2日前の朝、顔を洗って起き上がった時、ビキッと腰が痛くなってしまわれたそうです。

いわゆるぎっくり腰です。程度は中程度です。

その日はなんとか出勤できましたが、デスクワーク中心のお仕事のため、座っているのがつらいそうです。

立っているときも腰を少し曲げている方が多少楽で、まっすぐにしようとするともっとひどくなりそうで、怖いとのこと。

とりあえず、湿布を貼ってみたもののほとんど痛みが変わらないので、早退されて当院にお越しになられました。

ちなみに、リラクゼーション系マッサージは1回だけ受けたことがあり、整体は初めてだそうです。

<ぎっくり腰への当院の施術方針>

問診で座る姿勢もつらそうでしたので、立っていただいた状態で

「どんな姿勢が痛いか」

「どんな姿勢が楽か」

など最低限のことだけサッと伺い、歪みの検査をしてすぐに施術に入りました。

ちなみに、ぎっくり腰へのアプローチは施術家により変わります。

どんな施術方法がベストかは、お体の状況によりますが、単純に「最短で回復できる方法がベスト」と言えるのではないでしょうか。

当院は、ぎっくり腰の程度により臨機応変に変えていますが、今回は重度まではいかない位ですので、まずはうつぶせからの施術です。

この際、「腰を曲げるのが多少できて、反らす動きが特に痛い」ということですので、平らなベッドにうつ伏せになるのは、腰を反らす姿勢に似ているため、できない可能性があります。

この姿勢がダメなら他の仰向けや横向きで始めるのですが、なんとかうつ伏せになれました。

しかしT様は、背中下部から骨盤までの張りと痛みを感じておられ、あまり長くこの姿勢は難しいと判断しました。

とはいえ、いきなり腰の筋肉へのアプローチは悪化させる可能性があります。

そんな時に。

当院オリジナルのぎっくり腰の早期回復方法があります。

詳細はここでは明かせませんが、腰を除いた、ある部分を10分ほど時間をかけて緩める施術をすると、T様は、腰の痛みや張りが気にならなくなり楽になりました。

<「歪み」と同じくらい大切な「柔軟性」>

どんな施術かと言いますと、ある部分の筋肉の緊張を緩めたのですが、その目的は、

「背骨の柔軟性」です。実はこれがとても大事なんです。

ぎっくり腰の方は、漏れなく100%、「背骨の柔軟性」がなくなっています。

背骨というのは、頸椎、胸椎、腰椎、骨盤と一つ一つの椎骨が関節でつながってできています。

それを手でぐっと押したときに、バネ感や沈み込みがある程度あるのが正常な状態です。

その「背骨の柔軟性」が完全になくなってしまっている状況です。

例えるならば、ベニヤ板は押すとしなり、厚い板は押してもびくともしませんが、感覚的には似ています。

よく骨格の「歪み」がスポットを浴びますが、それと同じくらい大事なのが「柔軟性」です。

これはぎっくり腰の方に限らず、疲労を蓄積されている方にも当てはまる傾向にあります。

つまり、ぎっくり腰からいち早く解放されて楽になるには、「歪みと柔軟性」両方正しい状態にしてあげることが鉄則なんです。

<施術をやりすぎないことも効果を高めるポイント>

ここでようやく初めて一番の患部である、腰の筋肉への施術です。

最初は表面の筋肉から、次第に深層筋をじんわりほぐしました。

うつ伏せで楽になっても、起き上がる時や寝返りの時にまだ痛みが残っていることはよくあります。

T様にゆっくり仰向けになっていただくと、寝返り時の痛みはさほどありませんでした。

他に、股関節の可動域の回復、操体法、ストレッチなどを行い、施術が終了です。

立っていただくとまだ動きに制限はありますが、痛みは3割ほどになったそうです。

ここでもう一つ重要なポイントがあります。

『痛みがまだ3割あるのなら、まだ施術は続けた方がいいんじゃないの?』

と普通は思いますよね?

ところが、実は違うんです。

ケースにもよりますが、施術を終えるのは、「その日にやるべきポイントが全て終わった時」です。

これを3割をもっと減らそうと頑張って攻めてしまうと、逆効果になります。

施術をすると施術効果はその場だけではなく、帰宅後、翌日とだんだん出てくることが多いのです。

とはいえ、翌日以降もお仕事があり、長時間座っていないといけないので、腰にキネシオテープを貼り(当院は無料)、お帰りいただきました。

帰りは腰がまっすぐになって、T様は一安心されていました。2回目は3日後でした。

「あの日は帰ってからまだ少し痛かったんですけど、翌日、かなり楽に起きられました」

とご報告いただきました。

しかし、デスクワークに戻ると又だんだん午後あたりから、腰の張りが強くなってきたそうです。

ぎっくり腰が起きるほどのお体の状態が悪い方は、施術後、また悪い状態への戻りが早いことがあります。

デスクワークが何時間もあったので、この辺りは十分想定以内で、施術をしっかり続けることで、こういうこともなくなります。

2回目の施術は、よりしっかり患部とその周辺のほぐしを行いました。

施術後、1回目同様、立った状態で腰を曲げたり伸ばしたりなど、色々な動きにトライしていただきましたが、ほぼどの動きでも痛みが消えていました。

<姿勢が自然と良くなった>

会社でその後「前より姿勢が良くなったよね」と言われたそうです。

T様もそれは自覚されていて、腰痛がひどくないときから、それをかばうような姿勢をされていたのが、楽に良い姿勢で歩けたり、座っていることができるようになったそうです。

そして、仕事に前より集中できるようになったと喜んでいただけました。

ぎっくり腰というのは、蓄積した腰の疲労がベースにあって、そこに最後の一押しの出来事がきっかけで発症します。

実はT様、頭痛にもたまになってしまうそうで、全身のメンテナンスもかねて通ってくださっております。

 

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