【この記事の目次】

1.肘や腕の痛みなど主なご症状

2.テニスして肘が痛い=テニス肘?

3.痛みの真犯人は?

4.肘の痛みへの効果的な施術内容

5.痛みなくプレーできるようになった

肘の痛み(テニス肘)

<肘や腕の痛みなどの主なご症状>

ご主人様の紹介で来院されたMさま(50代女性)。

テニス教室を変えてから、肘の痛みが出始めてきて段々悪化しているとのこと。

以前のテニス教室よりも、指導が本格的なために無理をしてしまったそうです。

主なご症状です。

〇右肘の内側(小指側)を中心に、前腕がテニスの途中から痛くなる

〇肘や腕は以前から痛みはあったが、これまで特に支障はなかった

〇重い荷物を持ち上げる時、雑巾絞り、風呂掃除でも痛みを感じる

〇上腕、右肩、背中まで、痛重い症状が広がってとてもしんどい

M様は、家にじっとされているのが好きではなく、健康のためにも、テニスを何年も続けてきたそうです。

ですので、週1回の運動で汗を流す習慣は、ぜひこれからも続けていきたいとのことでした。

<テニスして肘が痛い=テニス肘?>

「テニスをして肘が痛い」というと、よくテニス肘と言われます。

テニス肘とは、テニスをする人がよく起こす特徴的な痛みのことです。

正式には「上腕骨外側上顆炎」と言います。

上腕骨(肩から肘の骨)の肘部分の外側の炎症という意味ですね。

今回は内側の痛みですが、フォアハンドやバックハンドなど打ち方の違いにより負担のかかる箇所は変わるので、そこはあまり焦点あてなくて大丈夫です。

痛みをスムーズに取りのぞき、また楽しくテニスができるための大事なポイント。

その一つが「炎症」の有無です。

「テニスして肘が痛い → テニス肘 → 炎症 → 冷やす」という論理。

炎症が起きている場合は、熱を持っているのでテニス肘です。正解です。

「安静痛・熱感・発赤・腫れ」のどれかが当てはまる場合は、筋肉や関節の組織が傷み、炎症している可能性があります。

4つ全て該当する場合は、100%炎症です。すぐさま安静にし冷やしてあげてくださいね。

<痛みの真犯人は?>

では、炎症が起きていない場合は?

つまりテニス肘ではないということですね。

冷やすのは不正解で、冷やしても湿布貼っても、症状は基本変わりません。

なぜなら、筋肉は熱を持っているのではなく、血流が悪くなり、どちらかというと冷えているからです。

冷えて硬くなっているところをさらに冷やす???良くなるわけがありませんよね。

痛みの原因はこれです。

・関節の可動域が悪くなっている

・筋肉の張りが強くなっている

筋肉の張り→関節の可動域悪化→筋肉に負荷・・・・という悪循環です。

M様はまさにこちらでした。

動かして痛くても、「安静痛・熱感・発赤・腫れ」このどれかがなければ炎症ではありません。

ゴルフ肘も同じような考え方が良いでしょう。

お体のどこかが痛く、毎日湿布貼って痛みがあまり変わらないのであれば、当初は炎症があったかもしれませんが、今は別の理由かもしれません。

対処法を変えることもご検討ください。

テニスやゴルフをして肘辺りが痛い場合は、まず炎症反応の特徴に当てはまるか、セルフ診断されてみてください。

テニスすると肘が痛い

<肘の痛みへの効果的な施術内容>

Mさまは、エステや接骨院は何度も行かれたことあるそうですが、整体は初めてのようでした。

整体を初めて受けられる方の中には、「整体はなんだか怖い」という印象をお持ちの方もおられます。

もっと気軽にご利用いただけるものなんですけどね(笑)。

そして、今のご症状にどういう施術が良いか、どういう風に進めていくか、模型を使ってご説明してから施術に入りました。

施術する上で大事なポイントが2つあります。

1、ズーンという痛重さは腕全体、肩や背中まで痛みが広がっている

2、背骨・肩甲骨・肩・肘・手首は、関節と筋肉ですべて連動している

そのため、肘辺りだけ部分施術しても、対症療法となり、効果は薄くなってしまいます。

実際、Mさまは、かなり猫背で背骨の柔軟性も少なくなっており、肩や背中や首まで広範囲に張りが強い状態でした。

また、肘が伸びきらない(肘の動きが硬い)、手首も背屈(甲側に反らす)が硬くてできない、肩の可動域が悪いなども見受けられました。

M様が力を抜いた状態で、私が肘関節を動かしても痛みがないので、改めて100%炎症がないことが分かりました。

お体全体をほぐしながら、これらのポイントに重点をおいて、根本的にじっくり緩めていきました。

<痛みなくプレーできるようになった>

施術中にも少し確認いただきながら、進めたのですが、施術後は肘の痛みがゼロになっていました。

肩、肘、手首も柔らかくなり、隣接する関節の連動性が高まったため、かなり動かしやすいと感じていただけたようです。

もちろん、これで解決したわけではありません。

テニスで強い負荷をかけ続けた後どうなるかです。風呂場の掃除、雑巾絞り、重い荷物ですね。

テニスはまた次週あり、参加するか迷われていましたが、トライすることにしてみました。

それは、施術後に痛みがゼロになったからです。

ところが、また同じような痛みになってしまいました。

ただ初回に、動かしても痛みがゼロだったので、がっかりされなくても大丈夫なんですね。

こういう時はだいたい改善は早いです。

施術方針には自信があったので、1回目できなかった部分やアプローチの仕方を工夫しながら、施術を行いました。

痛みは次第に弱くなっていき、数回通っていただいた頃、来院された際、嬉しいご報告をいただきました。

「テニスした後も大丈夫でした!やっている最中も気にせず全然大丈夫でした。」

お体全体の体調も施術を始めてから良くなったそうで、施術を大変気に入ってくださっております。

現在は、週1回のテニスをされた翌日に、メンテナンスも兼ねて2週に1回ご利用いただいております。

 

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