【この記事の目次】

1.悪化された変形性膝関節症の状況

2.施術後の膝の改善とアドバイス

3.プール運動で相乗効果UP

膝の痛みが整体とプールで改善し、ご夫婦で気持ちよく緑の中を散歩

<悪化された変形性膝関節症の状況>

変形性膝関節症のため、長年、膝の不調でお困りのTさま(70代女性)。

久々にご来院されたのですが、膝がかなり悪化されていました。

ほぼ毎週、膝の水を抜き、ヒアルロン酸注射→膝が軽くなり調子がよくなる→日常生活を送る→膝が重く痛くなり、病院にいき、水がたまっていると診断→水を抜き、注射を打つ。

これをずっと続けていらしていました。水がたまりすぎてしまうと、抜かないといけません。

元々吸収する力が膝には備わっていますが、Tさまの膝は現状不可能でした。

まさか、来院されない間にそこまで悪化していると思いませんでしたが、なんとかしないといけません。

Tさまの膝は、90度に曲げるのがやっとです。また、完全に伸びきらない状態でした(屈曲変位)。

常に膝や太ももの周りがイタ重く、外出する回数も減っていました。

状況を拝見させて頂いた上で、「このままだと、歩けなくなるかも」 と感じました。

<施術後の膝の改善とアドバイス>

当院で膝を中心とした施術後は足回りが軽くなり、膝の水を抜く回数も少し減りました。

しかし、ここまで悪化されてしまうと施術だけでは、もう大きな改善は難しいと思われますので、歩けるうちに膝周りの筋肉強化が必須です。

ですが、運動嫌いなことは以前から知っていたTさまです。多くの運動や筋トレは膝へのマイナス面もあるので、できるものも限られます。

プールウォーキング ならばベストと判断し、近くの施設を調べてお伝えし、ご説明いたしました。

<プール運動で相乗効果UP>

当院では、運動法をお伝えしたりしますが、押しつけはしておりません。

ですが今回ばかりは、Tさまに怒られるのを覚悟した上で、お話しし続けたところ、ようやくその気になってくれました!

それから2か月間、プールと施術を交互に続けたところ、

「先生に感謝しています。あのまま行かなかったらどうなっていたか。おかげ様でだいぶ良くなって・・・」

とご報告いただけました。

整形外科に行っても、水は溜まっていないと診断されたり、プールでの運動に楽しさややりがいも感じて頂けるようになりました。

大分状態は上がってきましたが、まだ絶好調とまではいきません。

変形性膝関節症自体は、骨格の歪みではなく変形ですので、形が元に戻ることはありません。

ですが、よっぽど悪化した状態でも、膝の痛みを取りのぞいて、楽に歩けるようになることは可能です。

なるべく膝を気にすることなく、あちこち外出できるように、今後も経過をみながら、施術も慎重に進めていきたいと思います。

 

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