朝起きると肩こりがひどいのはなぜ?
やっぱり枕?それとも寝相?というご質問を時折いただきます。
セルフで分析する方法があります。
「夜寝る前と朝起きたとき、どっちが肩こりひどいか?」です。
寝ることで副交感神経が働き肉体は回復しますが、寝る前より「悪化」又は「変化なし」なら?
寝ているときに回復していない、ですよね。そういう時は「枕」「敷布団」「寝相」?とまずは考えられます。
その真犯人を「枕」だと考える方が割と多いようです。これはあくまでも私の知識と経験上の話ですが・・・。
首~肩の筋肉や関節の状態が柔軟で良いときは、どんな枕でも良く眠れます。逆に首~肩の張りや緊張が強いなど悪いときは、どんな良い枕でも合わない。そんな傾向があります。
寝る姿勢で私がよくアドバイスさせて頂くのは、
・仰向け横向きどちらでも、顔の角度が立位時と同じにする(顔が正面向いた状態)
・敷布団と体との隙間を枕や布団で埋める
※参考コラム「枕が合わない~正しい寝方マニュアル」
https://www.nemunoki-seitai.com/blog/3482.html
例えば、高さがあり過ぎる枕は顎を引いた寝相になり、それが楽な人はそもそも首の状態が悪い、のです。
あとは敷布団もベッドのマットレスが、腰やお尻の部分が沈み過ぎてしまうとそれも寝相が悪くなりますよね。腰痛の原因にもなります。上下反対にする手があります。
寝具も枕も寝相もバッチリ、でも朝調子悪い方は、自律神経が乱れている可能性がありますので、整える施術が良い結果を生むことが多いです。
多くの方が様々複合的に絡んでいるので、当院の場合、その点を考慮した施術とその方に合った改善策をご提案させていただいております。
ちなみに今回ご相談いただいたE様は「寝る前に肩こりひどくて朝も変わらず」だそうです。
お話を伺うと、小さなお子様が真横にいて窮屈な姿勢になっているとのこと。さらに、お子様が動く度に目覚めてしまうので、睡眠の質が低下し肉体の回復が十分ではないようです。
変えられない部分は仕方なしですが、工夫できる部分に関してレクチャーさせて頂きました。
睡眠へのお困りごとやお悩みはよく伺います。皆さまが良い睡眠をしっかり取れるよう、施術と個別提案で少しでもお力になればと思います。