「肩こりがつらかったのに「背中が悪いですね」と言われ、肩はあまり施術してくれなかった」

そんなお話をH様(30代女性)より伺いました。

その他店で施術を受けた2日後に当院に初めて来院されました。結局店を出た時に肩こりが全然楽になってないことがどうしてもイヤで、すぐにネットで検索され当院を見つけて下さいました。

マッサージや整体などに行くと、施術前に必ずご症状を聞かれますよね。一番強く気になるところ、痛いところを「主訴」といいます。H様の場合、肩こりが主訴です。「あと腰痛も少し、たまに眠れないことがある」これは主訴ではありません。でもどちらも大事なので両方一度に解決すると嬉しいですよね。

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タイトルの「主訴だけにとらわれず、けど主訴も大切」というのはこういうことです。

例えば、一番つらい箇所(主訴)が肩こりでしんどい時に、肩だけ施術してもらってもダメです。「肩のココがピンポイントで痛い!」と指せたして、そこだけ1点正確に最適の圧でほぐしせば、ある程度は楽にはなります。時間がない時はこれでも助かりますよね。

ただ、語弊を恐れず言いますと、施術者が「どうみても肩の張りより背中が悪いでしょ!」と感じ、「背中の張りが肩こりの原因」と考えたとしても、結果的に肩こりが楽にならなければ意味がありません。

筋骨格の構造を見ると部分施術は完全な対症療法だとすぐに分かります。というのは、肩こりが起きている筋肉は、首や背中や脇の筋肉とつながって連動しています。背骨が硬い、背骨の歪みなどで姿勢が悪くなりそこから肩こりが起きている場合もあります。

肩こりの原因の多くは、同じ姿勢による静的負荷が重なり筋疲労したために起こります。であれば、1点ピンポイントほぐしもしっかり、かつ、お体全体で肩こりの原因を取り除くことが必要なんですね。いつも言っていることなんですけど。

なので「背中が悪いですね」というのは施術者目線では、わからなくもないんです。ただ、それはそれできちんとご説明して、今主訴であるつらい肩こりから解放させてあげることが大事となります。

ですので「主訴だけにとらわれず、けど主訴も大切」なんです。

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H様、2日前に受けられたばかりですので、その時の施術の影響も少なからず受けています。お体にご負担にならないために、どんな施術を受けられたか伺いました。

H様は確かに背中の張りが強く、それが原因で猫背になっていました。また右の肩の可動域が特に悪く、それも明らかに原因でした。

施術後は「あーすごい軽い!」と肩がようやくすっきり楽になったことをとても喜んで下さいました。また呼吸が浅くなっていたそうで、楽に呼吸できるようになったことにも驚かれていました。良い姿勢も楽にできることを体感して頂けたので、日頃の姿勢を維持するコツをお伝えいたしました。

当院では、一日でも早く最短で楽になっていただくため、主訴はもちろん、その根本原因までしっかり施術させて頂いております。「なかなか楽にならない」「あちこち行ったけど満足できない」という方、ぜい一度お試しください。