肩甲骨はがし体操

前回の「肩甲骨はがし」の症例成果の続編です。

肩甲骨の可動域を広げ、肩甲骨を動かす筋肉を活性化させる体操です。肩甲骨が硬い人は肩甲骨を動かす筋肉をあまり使えていません。この体操をすることで、背中や脇を中心にかなり広い範囲で筋肉を活性化することができます。

背中の血流をよくしたり、コリをほぐしたり、姿勢改善、背中痩せなどのメリットが期待できます。

イラストのような「肩ぐるぐる体操」は誰でも1回はされたことあると思います。この肩ぐるぐるは肩関節メインで動かしていますが、やって頂きたいのは「肩甲骨ぐるぐる」です。

まず肩関節(袖の付け根)は動かさないように背中を「ぐわんぐわん」右回し左回しで回します。肩甲骨というのは、かなり背中の真ん中近くまであります。なので背中を回す感覚で「ぐわんぐわん」です。コツは鏡を見て、腕や肘が固まった感じでやってみると感じがわかります。

なんで肩関節は動かしてはダメなの?と思われた方。

肩(上腕)と肩甲骨は連動して動くので、肩を動かせば自然と肩甲骨が動きます(=肩甲骨上腕リズム)。ところが、肩と比べて肩甲骨は動いている感覚が薄いので、ここだけを意識した方がより効果的な体操になるのです。

「なんかやりにくいんだけど」と感じた人。それは鈍って弱っていたところを動かそうとしているからで、めちゃくちゃ効いている証拠です。ふだん使わない筋肉を運動しているのですから、「おー効いてる!」と続けてみてください。スポーツする前、ウォーキングする前、朝の体操、お風呂の中でなど思いついたらぜひ。