特別企画【健康力アップ無料セミナー】vol.10

入浴効果

猿は、休みも予約も取らずにいつでも温泉入れていいなー。

さてさて、本日は10回目は「入浴効果」です。

日本人ならその効果は重々承知していることと思いますが、改めて取り上げます。

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「お風呂ってやっぱり素晴らしい!」

整体を色々な方に施術していますが、湯船につからずシャワーだけの方は明らかに筋肉の張り方や不調度が強いです。

患者様から「私はシャワー派です」と伺う前に、言い当てることもよくあるくらいです。

その後、入浴されるようになる方もおられますが、その効果を実感いただくたび、その違いを再確認しています。

普段当たり前に湯船に浸かる方は、「いつも入るお風呂はこんなに体に良かったんだ」と再確認して頂ければ幸いです。

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1、温熱効果

誰もが一番感じやすいのが温熱効果です。

血流が良くなり、新陳代謝がよくなり、老廃物の排出を促してくれます。

コリや疲れをとってくれ、体温が上がり、汗をかくことで体温調節機能も刺激してくれます。

体温が高い方が白血球の働きが活発になるのでいいことです。

2、水圧効果

あまり認識されていませんが、誰もが実感しているのが静水圧です。

湯船につかるとき、「あ~」と声や息が出ますよね。

あれはオジサン特有のものではなく、水圧により肺が圧迫されて空気が出されるためです。

水深1mで76mmhg静水圧がかかると言われています。

静水圧が、足にたまった静脈血を押し流して、心臓の働きを活発にします。

お腹(内臓)への水圧は横隔膜を押し上げるので、肺の空気の容量が減り、呼吸の回数が増えるなど、心肺機能を高めてくれます。

全身に同時にかかるので、リンパの流れにも良いです。

したことないですが、少しなら潜るのもいいかもしれませんね。

3、浮力効果

湯船に浸かると体重は9分の1に感じるため、重力から解放され、筋肉や関節も一休みです。

温熱や水圧も加わり、気持ちも癒され、リラックスを促進させてくれます。

4、自律神経効果

熱いお湯ですと、交感神経が刺激されやすいですが、それでも入浴後はだんだんまったりしてくるものです。

心も体もリラックスし、副交感神経が高まり、白血球のリンパ球が増え、免疫力が高まります。

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とここまで書いてみて、お気づきの方もおられるかもしれません。

4つに分類したものの、効果や作用は相互で重複している場合が多いのです。

分かりやすくするため4つにしましたが、それだけ様々な相乗効果が高く、メリットがとても多いのが入浴です。

「お風呂は何度が一番いいのか」

よく言われることですよね。

朝の入浴は交感神経を刺激して目覚めるため、42度くらいがいい。

夜は就寝前なので、38度くらいで副交感神経を刺激すると良い。

というのが一般的ですが、私はこう思います。

確かに理論的にそういう面もありますが、まず季節によって体感が変わります。

また、この基本法則に乗り、「浸かっても気持ちよくない」とか「熱すぎ!」とか「こんなのぬるくて出られないよ」など、せっかくの入浴タイムが我慢タイムになっては、本末転倒です。

一番は『気持ちよく入れること』が最優先だと思います。

ただし、家族で心地いい温度が必ずしも同じではないので、工夫は必要でしょうが。

私の場合、休日に子供達と一緒に入りますが、子供が出た後、1度あげてじっくり浸かります。

また、生活のリズムはありますが、入浴後はできれば早めの就寝が望ましいです。

よく熟睡できている方は問題ありません。

疲れすぎて眠れない、イライラして眠れないなど、心身の疲れが溜まっている方は、ぜひ「入浴」と「就寝」の間に心身が興奮するようなこと(家事、仕事、ストレッチ)など用事を入れないことです。

また、食後すぐの入浴は、消化のために胃に血流が集まっているのに、体表面に血液が逃げていき、消化不良になりやすいので、少し空けてからが良いです。

入浴により皮膚を温めることで、肺の機能が高まるという説もありますが、昔からある東洋人の習慣のメリットかもしれませんね。

1人暮らしの方がシャワーだけというケースが多いです。

確かに私も20代で一人暮らししている時、面倒でした。

毎日とは言わず、ぜひ週1回でも健康のために続けてみてくださいね。