特別企画【健康力アップ無料セミナー】vol.8

食事会

本日は8回目「脳科学」です。

イメージと潜在意識の関係についてです。

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「コロナ後の良い未来をリアルにイメージ」

コロナで生活を一変せざるを得なくなった今、私たちの脳裏には2つのイメージが浮かんでいると思います。

それは「良い未来」と「悪い未来」です。

人間の脳の潜在意識の話は何度かしてきましたが、ここで潜在意識の特徴をまた一つあげておきます。

《 潜在意識(脳)は、現実とイメージの違いが分からない 》

ということです。

どういうことかと申しますと、イメージされたものを潜在意識は現実に起きているものと錯覚し、すでに起きているものと認識し、それを現実化させようと働き始めるということです。

とても分かりやすい例をあげます。

飛行機を発明したライト兄弟。

誰も人が空を飛ぶイメージをしようとすらしなかった頃に、彼らだけはリアルにイメージできたから、飛行機を発明することができましたよね。

なんでもそうですが、頭でイメージされないと何も作れません。

スポーツのイメトレもそうです。

「100メートル10秒台は越えられないだろう」と思われていましたが、一度9秒台を出せる人が出ると、「あ、できるんだ」と自分も9秒台を出すイメージが湧きやすくなるのです。

ですので、ご自身が望んでいる未来がもしあれば、それをよりリアルにイメージすることが、実現の第一歩なのです。

スポーツ選手ではなくても、誰もが一度くらいはやったことがありそうですが、より専門的にお伝えしたいと思います。

その前に、良かった未来と悪かった未来の実例をご紹介いたします。

(例1)

当院をご利用されている男性の方で以前あったことです。

一度足のケガをされて、治るのに時間がかかり、それから、ケガへの恐怖心がかなり強くなられました。

恐怖心があるから仕方ない面もあるのですが、階段、雨の日、それこそ晴れた平地でも、とにかくケガをしないように気をつけるようになりました。

「ケガしたら大変だからね」とそれが口癖でもありました。

「ケガをしたくない」という方の脳裏には、「ケガをする自分」がイメージされています。

そして、それから1年以内に2度転倒してケガをされてしまいました。

その後、私が色々お伝えして、それからは一切起きていません。

(例2)

私事です。

もう17~18年前くらいに、修行中の私は、技術的にもまだ未熟でできないことがたくさんあり、ちょうど潜在意識の勉強もしていました。

「達成したいイメージをリアルにイメージすると良い」というのを学び、20個ほど箇条書きで願望を肯定形や完了形で紙に書いて、毎晩寝る前にひたすらイメージしていました。

しばらくして面倒になりやめてしまったのですが、それから3年後くらいでしょうか。

開業してしばらく経った頃に書類などの整理をしていたら、その紙が出てきました。

「あーこんなの書いたなー」と見返してみると、なんと半分以上実現していました。

しかも、実現しているのはどれもより具体的なことばかり。

私が意図的にイメージをうまく活用できた初めてのことでした。

 

病気やケガや感染への恐怖心は、ある程度は仕方ないと思います。

特に今回の新型コロナウイルスにより、ここまで生活が変わり、感染された方の大変な状況が伝わってきますので、全く怖さを感じたことがない人はいないのではないでしょうか。

「病気になったらどうしよう」「絶対に移りたくない」

という恐怖や執着というのは、裏を返すと「もし移ったらどうしよう」です。

つまり頭の中で悪いイメージを連想させてしまっています。

実際に感染された方や、病気やケガをなんとか改善したいと考えられている方々もそうです。

「治らなかったらどうしよう」「本当に良くなるのかな」

というのは、治っていない自分を潜在意識で肯定してしまっているかもしれません。

良いイメージがきちんとできていれば、どんな病気にもならないとか病気が必ず治るというわけではありません。

病気になるならないというのは、様々な条件が絡んできます。

「コロナ落ち着いたら、どうしても〇〇したい!」

と強力に願うのは「けど今はできていない」を潜在意識に肯定してしまうので、妄想がオススメです。

しないよりは絶対にした方がいいと思います。

では、ようやく本題です。

 

《潜在意識に良いイメージをインプットさせる方法》

1、理想の未来、叶えたい未来を考える

コロナにより、今、生活が以前と一変していますので、望みは、以前の元の生活で十分という方も多いのではないでしょうか。

「感染しないで収束して欲しい」

「抗体をいつのまにか持っていて、人にも移さない状態であるのがいい」

「例え感染しても、素早く健康や日常を取り戻せる方がいい」

「大切な家族ももちろん元気でいて欲しい」

健康以外の望みがある場合でも、まずは健康であることが前提だと思います。

旅行にいく、会社でバリバリ仕事する、家族や友人とレストランにいく、買い物を自由にする、ライブやコンサートに行く、ジムで思い切り運動する、マスクなしで外出する、3密が気にならない生活、など。

半年後、1年後、3年後などの「こうなっている自分」を考えます。

 

2、よりリアルにイメージする

“よりリアル” というのは、ご自身が叶えたい未来にはご自身が登場しますよね。

なので、その情景をイメージするときに自分の姿が自分から見えていたら、それは他人の目線です。

VRというゴーグルをつけて、リアル体験するゲームがありますが、まさにあれが良いのです。

季節、時刻、場所、誰といるか、匂い、会話を設定し、そしてご自身の感情を必ず加えます。

例)

2021年8月晴天、時刻は19時。久しぶりに来たお気に入りのレストランで友人達と会食。

レストランにあるモニターでは、今日もオリンピックが流れています。

運ばれてくる美味しい肉料理の香りがすると、斜め向かいにいる親友があなたに言いました。

「去年はさ、こんなみんなに会えると思わなかったけど、すごい嬉しいよ!」

そういわれて、そうだよね、本当にこんな日が来て良かったよね・・・・。

とジワーっとこみあげてくる感情。

というようによりリアルに再現された状況をまさに体感しているように行います。

 

3、リラックスしている時に行う

入浴時、就寝前などリラックスしている時に行います。

それは副交感神経が働いている時は、潜在意識が活性化されているからです。

交感神経バリバリのジョギング中やテレワーク中ではない方がいいですよね。

よく正夢ってありますが、寝ているときは潜在意識が完全優位なので、こういうことが起きるわけです。

4、直感を利用する

潜在意識にインプットされたら、直感(潜在意識由来)により、実現に向けて色々気づかせてくれたり導いてくれたり、決断や行動のきっかけを作ってくれます。

他人事みたいな言い方ですが、そもそも潜在意識は無意識ですので、これに関してはvol.9にて。

 

イメージはあまり一生懸命に念を入れてするよりも、ニヤニヤ妄想するくらいの楽な気持ちで行ってください。

世間の人々に、自然と良いイメージが広がりやすくなってきたら、なおいいのではと個人的に思っています。