【この記事の目次】
1.膝に重要な3本の筋肉(あひる足との関係)
2.膝が痛くなった原因
3.膝の痛みで一番多い
4.施術後の状態とアドバイス
<膝に重要な3本の筋肉(あひる足との関係)>
日に日に重くなるお孫さんを抱っこする機会が多く、最近、膝を痛くされた70代の女性の方。
痛いところは、膝の内側の少し下で膝の痛みで一番多い箇所です。
ここは「鵞足<がそく>(あひるの足は3本)」といい、股関節の方から膝に伸びる3つの筋肉が、集合してくっついている場所です。
膝の内側のあたりが、ちょうど「あひるの足」のような形をしています。
薄筋(はくきん)縫工筋(ほうこうきん)半腱様筋(はんけんようきん)この3つです。
<膝が痛くなった原因>
なぜ、ここが痛くなってしまったかの原因です。
10キロ近いお孫さんの抱っこする際、「抱っこする時」と「下ろす時」に、膝と股関節を曲げ、支えながら行います。
この時に、この3つの筋肉にすごい力を入れるわけなんですが、自分の体重よりはるかに重い負荷をかけ、上げ下ろしを何度もするわけですから、ここの筋肉が硬く緊張してしまったのです。
<膝の痛みで一番多い>
ここの痛みは、 膝の痛みでも一番多いところ です。
ジョギングする方、ウォーキングする方もたまに痛くなります。
単に鵞足の3つの筋肉が過緊張して痛いだけなら、そこを重点的に下肢の筋肉をほぐせばすぐ痛みは消えます。
ただ、その痛みを抱えたまま、同じ生活パターンを過ごしていると、鵞足腱炎(がそくけんえん)に悪化する場合も
あるので、気を付けなければなりません。
幸い、炎症が起きてはいなかったので、下半身の筋肉を重点的にほぐし、股関節と膝の関節の可動域を広げました。
<施術後の状態とアドバイス>
痛みは消えて楽になっていたのですが、抱っこ生活は当分続きそうなので、しばらく鵞足のメンテナンスは必要のようです。
お孫さんを抱っこする時だけに限りませんが、荷物を運んだりするときにも使えるコツです。
お孫さんの上げ下ろしするときは、肘をたたんで脇をしめて、なるべくご自分の体に近づけた状態で行うこと。
すると、腰や膝などへの負担が少ないのです。
持ち上げるもの、抱っこする対象者が、体から離れれば離れるほど負担が大きいとも言えます。
ぜひ、子育てされているお母さんも気を付けてくださいね。
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