2025
3/10
奥のコリがずっと取れない(首こり肩こり)
初めて来院されたI様(50代女性)は、首や肩の奥のコリがずっと取れないでお困りでした。
マッサージに色々行っても効かなかったそうです。せっかくお金と時間を費やして施術を受けても、一番取りのぞいて欲しい奥のコリがそのままではガッカリです。
I様はネットで探されて、当院のホームページの「深層筋の奥のコリをほぐすって書いてあるしいいかも」と来院されました。肩こりの他に、頭痛やめまい、右腰の腰痛がありました。
<奥のコリの正体>
「奥のコリがずっと取れない」感覚があるのは、深層筋のトリガーポイントがほぐれていない証です。
トリガーポイント(東洋医学でいうツボに似ている)に疲労が蓄積すると、その箇所の痛みや不快感はもちろん、放散痛といい、その周囲や離れた箇所まで痛みや不調の感覚が出ることがとてもよくあります。
例えば、肩のトリガーポイントの放散痛ですと、頭痛、肩全体の鈍痛、背中の痛みなどです。
肩や背中や腰どこもですが、筋肉はさまざまな形があり層になって複雑に重なり合っています。例えば首や肩ですと、僧帽筋、肩甲挙筋、棘上筋、頭板状筋、頚板状筋などです。
<強押し△深押し◎>
よく「強押し」といいいますが、確かにほぐす際の強弱は大切です。ただ強く押すだけでは効果は高まるとは限りません。ポイントがほんの少しでもずれると効果はイマイチとなります。
トリガーポイントに正確にちょうどいい圧で刺激を与えるための「深押し」が不可欠です。
しかし、一般的にこのトリガーポイントを正確にほぐす施術はあまり行われていないのが現状です。当院はこのトリガーポイント療法を開業以来得意としておりますが、一番喜んでいただける手技でもあります。
「強押し」と「深押し」。似ているようで全然施術者の意識は違います。受ける方はこんなことはお考えにならなくて結構ですけど(笑)・・・。
<施術内容と施術効果>
I様は施術中に深層筋トリガーポイントがほぐされるのを「そうです、そこなんです」という感じで味わっておられました。
必要な施術としては、首の可動域が悪くなっていたので、重点的に緩め、首肩のコリに関連する背中や背骨、肩関節、肩甲骨を緩め、全身しっかりほぐして1回目の施術を終了です。
施術後、状態を伺ったところ「全部楽。すごくいいです!」と大変ご満足いただくことができました。首や肩の可動域、姿勢が良くなったことを発見いただけて、施術効果にとてもご納得いただけました。
姿勢が自然とキレイになれば、肩こりも起きにくくなります。健康と美をしっかり意識されている方なので、日常の様々なアドバイスさせて頂きながら施術しております。