2023
9/02
不眠症の治し方
不眠といっても色々ありますよね。疲れすぎて眠れない、体が痛くて眠れない、不安や心配ごとなどで眠れないなどが多いでしょうか。当院にもよく「眠れない」「寝つきが悪い」「眠りが浅い」などご相談いただきます。
初めて来院されたN様(50代女性)は不眠でお困りでした。
11時に就寝を試みるも、2時間くらいは眠れないのだそうです。暗い部屋の布団の中で「あー今日も眠れない」ともんもんする毎日。2時間眠れないというのは、最後に時計をみた時間で計算してだそうです。
それでも、朝までぐっすりならまだいいですが、夜中に覚めるとなかなか眠れないので、朝5時の起床時は寝不足で迎えるそうです。かといって昼寝もできないので、この状態を何年も続ては健康から離れていくばかりです。
N様のような不眠症タイプには「入眠がスムーズになること」「睡眠の質を高めること」が必要です。こういう方は多いのではないでしょうか。
こういうときに当院では、主に以下の3つの方法で改善効果を出しております。
1,症状のあるところ、症状のないところ、両方しっかり施術する
2,深層筋までしっかり緩める
3,骨格の柔軟性を高め寝具との相性をよくする
(1の解説)N様は、主に肩こりや腰痛がありました。下半身には特に気になる症状はありません。
しかし当院では必ず下半身も施術します。昔は部分施術が多かったですが、今はマッサージ屋も整体も全身施術が当たり前となりました。世の中的には良いと個人的に考えています。
(2の解説)次に深層筋です。これは世間的にかなりバラツキがみられるのが現状です。患者さまの体験談だけでも表層筋だけで終わってしまう施術もまだまだ多くあるようです。
実は表層筋を60分ほぐすより、深層筋の5分ほぐしが勝ります。それだけ施術効果が見込めるのです。もちろんただ深部をほぐせばいいものではないので、しっかりポイントをとらえ、効果的に緩めることです。
(3の解説)そして、主に背骨を中心とした骨格の柔軟性を回復させることです。これは筋肉だけ見て施術するのと、背骨を意識しながら筋肉を緩めるのでは同じような施術内容でも雲泥の差があります。
この3つを全部1回の施術に取り入れることで、効果ははっきり実感することができます。もちろんお体の状態、症状の程度により個人差はありますが、時間の問題です。
N様。数回施術していくうちに、11時に床に入り、いつの間にか寝てしまうようになりました。そして、夜中目を覚ますのは変わりませんが、「でもすぐに眠れるようになって」と喜ばれていました。寝るのが楽しみになったそうです。本当に良かったです!
そして「朝気持ちよく迎えられるようになったのがホント嬉しい」としみじみお話されていました。
不眠の原因は人それぞれです。メンタルが原因とご相談される方にはメンタル整体をご案内しております。
入眠をうまくできるコツなどもアドバイスしておりますが、お一人お一人のご症状に対して原因をしっかり分析し、施術でお応えしてまいりたいと考えております。