2021
2/22
痛みの「震源地」を確実にしとめる
【この記事の目次】
1.トリガーポイントの6つの特徴
2.やっかいな放散痛や関連痛がある
3.トリガーポイントは痛みの震源地です!
4.トリガーポイントをほぐされると気持ちいいの?
5.トリガーポイント療法は人気
<トリガーポイントの5つの特徴>
テレビや雑誌でトリガーポイントが紹介されると、ご質問を受けたりなど、なんらかの反応があります。
それをご覧になり、初めて来院される方もおられることもあります。
まだトリガーポイント自体をご存知ない方も多いですが・・・。
先日、初めてご利用されたH様(70代女性)がおっしゃって下さいました。
「すごく良かったです。こうして欲しいなというのを全部やってくれる」
ありがとうございます。
お話を伺うと、H様が表現されているのは、トリガーポイント療法のことでした。
当院の整体は色々な手技を組み合わせたものですが、その主役となるテクニックです。
肩こりや腰痛などの痛みやコリのほとんどは、トリガーポイントが原因です。
特徴がいくつかあります。
〇押されるとイタ気持ちよくジワーと響くようなコリ
〇肩こりや腰痛などの痛みに悪化しやすいコリ
〇硬くなった筋肉の下や深層筋にあり、一見見つけにくい
〇離れた箇所が痛くなることがある(放散痛、関連痛)
〇東洋医学的のツボと似ている
〇トリガーポイント療法は評価が高く人気
もう少し詳しくご説明していきます。
<やっかいな放散痛や関連痛がある>
トリガーポイントは体中にありますが、そこが疲労し硬く張ってくると、その部分を中心に強い不快感や痛みやコリを感じ始めます。
さらに悪化すると「放散痛」「関連痛」といい、離れた箇所に痛みを感じたり、そこを中心に痛みが広がった感じがします。
すると人は、自分の痛みの原因がどこだか分からなくなったりします。
例えば、
〇肩のトリガーポイント → 関連痛 → 頭痛がする
〇腰のトリガーポイント → 関連痛 → お尻や太ももが痛く突っ張る感じ
〇肩甲骨周辺のトリガーポイント → 関連痛 → 腕や脇が重だるい
<トリガーポイントは痛みの震源地です!>
トリガーポイントは痛みの震源地です。
例えば、先ほどの関連痛が起きている箇所をほぐしても残念ながらあまり楽になりません。
正確に言うと一瞬楽になったような気がしますが、その時だけの錯覚で終わります。
なぜなら根本原因はトリガーポイントにあるからです。
トリガーポイント=震源地。
あまり褒められた表現ではないですが、これが一番しっくりきて、理解して頂けています。
“痛みの大元” をしっかりほぐし緩めないと意味がないのです。
事実、関連痛の起きている箇所を10分ほぐされるより、トリガーポイント(震源地)を2分ほぐされた方が、断然楽になります。
そのくらい歴然とした差があります。
せっかく大切な時間とお金をかけているのに、効果を感じられないのは勿体ないですよね。
「そうなんだ、じゃあトリガーポイントをほぐしてもらえばいいのか」
と思われるでしょうが、一つ問題があります。
トリガーポイントは、硬くなった筋肉の下や深層筋にできるため、分かりにくく、ここをしっかりアプローチする施術は多く行われていません。
ほぐして欲しいポイントをスルーされてしまった経験のある方は多いと思いますが、そういう理由です。
<トリガーポイントをほぐされると気持ちいいの?>
トリガーポイントを適切な「強さ・角度・時間」でじんわり押されると、イタ気持ちよ~く響く感覚を感じることができます。
肩を押されているのに、頭とかにズーンと響く。
腰を押されているのに、お尻や足にビビッと響く。
または、押された箇所を中心にズーンと響く感じがハッキリわかります。
これらの感覚は、施術慣れしている方でも、施術が初めての方でも、どなたでも分かります。
「うわーそこだわ、しんどかった原因は」
「あー効きます!」
となるのですね。
そしてしっかりほぐれ、コリの塊が小さくなったり消えると、フワッとそこが軽く感じるのです。
肩こりや腰痛の症状は、劇的に緩和されるのです。
<トリガーポイントは人気>
全身のトリガーポイントがほぐされれば、体全体がフワッとなり、副交感神経がめちゃくちゃ刺激され、とてもリラックスした状態になります。
トリガーポイントだけ意識して施術しているわけではありませんが、必ずどなたにも行う必須テクニックです。
同時に、長年患者さまの評価がとても高いのがトリガーポイント療法です。
「トリガーポイントを押してもらえるところを探して来ました」
とわざわざ遠方から3時間かけて来院された方もおられました。
難しいことをタラタラ書きましたが、施術中はそんなことは考えず気楽に受けて下さって大丈夫です。
どこに行ってもなかなか楽になったことがないという方は、ぜひお試しください。