特別企画【健康力アップ無料セミナー】vol.18

言葉の力

本日は18回目、脳科学で「言葉の影響力」です。

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「健康に良い言葉、使ってますか?」

何気なく普段使っている「言葉」には、大きな影響力があります。

いきなりですが、脳の仕組みとして、A群B群のどちらが止めた方がいい使い方でしょうか。

(A群)

「ケガだけは気をつけて散歩しよう」

「そんな格好していたら風邪引くよ?」

「コロナに負けない!」

(B群)

「楽しく散歩しに行こう」

「もう少し温かい格好したら?」

「コロナ後も健康に生きる!」

お分かりになりましたか?

答えはA群です。なんとなく分かりますよね。

理由は、プラス言葉かマイナス言葉です。

「ケガ」「風邪」「負け」はマイナス言葉で、マイナス言葉をよく使う人には、そのマイナス言葉と同じ状況や経験が起きやすい。

「楽しく」「温かい」「健康に生きる」はプラス言葉で、プラス言葉をよく使う人には、そのマイナス言葉と同じ状況や経験が起きやすい。

A軍もB軍も目的は同じなのに、単語のチョイスで違いがでてきます。

上の例ですと、プラスかマイナス、どちらの言葉を普段よく話すかによって、身体の機能が良くなるか悪くなるか大きく影響があるということです。

「え?それ本当?」と思いますよね。

これは「プライミング効果」といい、「先行する刺激(プライマー)の処理が後の刺激(ターゲット)の処理を促進または抑制する効果」のことを指します。

分かりやすく言うと、事前に与えられた刺激が、その後の行動や思考に影響を与えるということです。

なぜかというと、言葉が潜在意識(無意識)に入力されることにより、思考や行動にその結果が出やすくなるからです。

例をあげてみます。

例1)「タケノコが苦手」と別に嫌いでも好きでもないのに毎日言い続けると、しばらくすると、タケノコを食べるとお腹を下すことがある。

例2)年配の人達をAB2つのグループにわけ、Aに「老人を連想させる単語」を複数入れた文章を書かせると、そのあと、Aグループの歩く速度がBよりも遅くなる。

例3)公衆トイレの張り紙にある「トイレを汚すな」と「いつもキレイに使ってくれてありがとう」。後者がキレイに保たれるのは有名な話です。

 

さらにプラスかマイナスか、どっちが口癖になっているかで、それは潜在意識に「より重要な言葉」として認識され、それが実現しやすくなります。

似たような話は、vol.4 「感情」vol.8「イメージ」vol.6、vol.13「意識」でご説明してきました。

どれも潜在意識がキーワードです。

併せて捉えて頂くのがベストです。

まだ、ご覧になっていない方はぜひ一読されてみてください。

人が言葉を話す時、だいたいは感情や意識が伴っていますが、ただの棒読みでもその違いが出ます。

それは、次回のvol.20で「言葉による実験」をしますが、ここまで話してきたことが「うわっ本当だ!」となります。

ハードルを上げてしまっているようですが、きっと大丈夫でしょう。

今回は知識編で、次回が実践編です。

 

人間は1日6万回思考を繰り返していると言われています。

その中のわずかを言葉として発していますが、その多くは普段考えていることが、何気なく言葉となっています。

「頻繁に使う言葉を重要な情報」だと認識するという話をしました。

頭で考えただけで1回、言葉に出すとそれが自分の耳に入り、2回入力したことになります。

また、「潜在意識には主語がありません。」区別がつかないのですね。

誰かに対して言った言葉も、人の言葉も自分の脳にインプットされます。これは意識も同じです。

「あの人、病気になって。自業自得かもね」

なんて言う人はいないと思いますが、自分にリターンしてきます。

健康に限らずですよ。

以前、私の知り合いでこういう方がいました。

多少は誰でもあると思いますが、その方は会うたびに、とにかくグチや悪口が多いのです。

そして不思議なことに、トラブルや望んでいないことばかり起きていました。

「なぜ、この人ばかりに?」と感じた記憶があります。

グチや泣き言は誰だって言いたくなるし、体調が悪いときは気持ちが弱くなり、発言も変わるものです。

能書きを色々お伝えしている私は、今ではかなり言葉を選べるようになりましたが、例えば子供に対しても、つい出てしまいます。

「危ないからやめなさい!」

「そんなに食べたらお腹壊すよ?」

こういうときは

「最後まで楽しく遊ぼうね」

「お腹にも優しい食べ方しよう」ですね。

最後に、日本には「言霊(ことだま)」という言葉があります。

言霊の国ともいわれますが、「言葉に宿る力」というような意味です。

言霊に関する専門書(非売品)を取り寄せて、読んだことがありますが、とても難しすぎてまともに読破できませんでした。

ただ、分かったのは「言葉は思念が形になったもの、言葉には思念が込められている」ということでした。

コロナ対策で言うならば、

「コロナに感染しないように」→「コロナ後も健康でいよう」

「不安な世の中じゃなくなるといいね」→「みんなが安心して暮らせるように」

「コロナは怖いね」→「コロナと共存していく」

などです。

まずは、ご自身の口癖を観察してみること。

そして、つい悪口やネガティブや自己否定な言葉が出やすい方は、話す前に一呼吸置くこと。

ぜひ、行ってみてくださいね。明日は実験編です、お楽しみに。