【この記事の目次】
1.すねの筋肉(前脛骨筋)の役目
2.すねの筋肉が疲れる原因
3.すねの筋肉のご症状
4.すねの疲れや痛みを楽にする施術
<すねの筋肉(前脛骨筋)の役目>
すね(脛)の筋肉の痛みについてです。
すねの筋肉は、前脛骨筋(ぜんけいこつきん)といい、脛骨(膝下から足首までの太い骨)の外側と親指の足裏を結ぶ筋肉です。
足首を背屈(つま先をあげる)させたり、回外(小指側に反らす)させたり、アーチを維持する役割があります。
すねから足裏についているって変な筋肉ですよね。
実はよく使う筋肉で、歩くときに、自然に足先が上がりますよね。
上げようと思ってなくても勝手にあがりますが、そのときに、この筋肉が収縮しているのです。
<すねの筋肉が疲れる原因>
何も段差ないのにつまずきやすい方は、前脛骨筋が弱っていたり、疲れが溜まっている可能性があります。
歩きすぎて、ふくらはぎが疲れることはよく知られていますが、結構、この筋肉が痛くなったり、だるくなったりするケースも頻繁にあります。
・ハイヒールを履いている
・サイズが大きすぎる靴を履いている
・体のバランスが崩れ、外側重心になっている(骨盤バランスなど)
・足首の関節がかたい(スムーズにグルグル回らない)など。
これらの原因により、この筋肉に必要以上に負荷をかけ、体を支えてしまうと、疲労しやすくなります。
和式トイレが苦手な方の多くは、この足首が硬く、スネが硬く縮こまっている方が多いです。
<すねの筋肉のご症状>
・歩くと、すねが張りやすい
・座ってても寝てても、すねがなんかだるい
・走ると、すねが痛む
・足首の甲側が痛い(関節痛のような感覚)
・平らなところでつまずきやすい
・足裏の親指のつけ根あたりが痛い
先ほどのような原因が日常にある方や、上記のご症状がある方のすねを見せていただくと、皆さまカチカチに硬くなっています。
指で押してみると、足先にビビッっと響く感覚になる方もざらです。
前脛骨筋のトリガーポイントという痛みの放散痛です。
それがさらに、すねや足首などの症状を増幅させているのです。
<すねの疲れや痛みを楽にする3つの施術>
ポイントは3つです。これを行ったらバッチリです!
①スネの部分を含めた足の筋肉をしっかりほぐす
②骨盤などの骨格の調整をし、重心を身体の中心に戻す
③足首の関節、足裏アーチの関節、膝関節を柔らかくする
まずは、すねの筋肉をしっかりほぐすことで、血流が改善し、筋肉が柔らかくなり、疲労感がぬけます。
しかし、ここの筋肉は、背中や腰や太ももなどと違い、かなり「細長い筋肉」です。
すねの筋肉のトリガーポイントを正確にほぐしつつ、足首の関節の可動域も回復させることが、一番先決です。
細かいテクニックも必要されるため、この部分への的を得た施術は世間ではあまり行われておりません。
これさえすれば、ほぼどなたも、「立っているのが楽」「歩くのが楽になる」など、その効果を施術後すぐに実感できます。
<すねの痛みやだるさを楽にする施術>
60代の男性の方です。
ゴルフで車の運転をよくされますが、運転中にこのすね筋をつってしまうことが続きました。
運転中にすねがつるって、結構怖いですよね。原因は、オートマ運転での渋滞でした。
右足でアクセルを踏む際、「すねの筋肉をずっと緊張」させて、「ずっと足首を反らした状態」で運転をしていたためです。
運転中に足がつるのはかなり怖いですし焦りますよね。
実際、左に比べ、明らかに右のスネの方が張りが強くカチカチでした。
指が全然沈まないほどパンパンに張ってる状態です。
前脛骨筋や足首や足裏など、先ほどの施術をしっかり行いました。施術はもちろん全身施術です。
その結果、「すねがつる現象」はかなり抑えることができるようになり、ほとんど出なくなるほど安定するようになりました。
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